The-Hex Pipe Collection's

MoriTakaKiyoshi proud The pipe collections in this blog.  If you find any inappropriate representation, please contact me. パイプコレクションブログ。レッツ、パイプスモーキング! 御用の方はtwitter、もしくはコメント欄、 ≪honeycombpipes@gmail.com≫まで。 スパムコメントが多いので、パスワードをつけました。 pipe と入力をお願いしますです。

Lee Von Erck Freehand

Lee Von Erck
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Length: 188mm.  
Weight: 92g.
Bowl Height: 59mm.
Chamber Depth: 50mm.
Chamber Diameter: 23mm.
Outside Diameter: 44mm.

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で、デカい!
そして長い!
あまりの長さに、ボクのノギスのキャパシティを超えてしまいました。
リー・フォン・エルク(エリック?)と言えば、日本では中々名の知れた作家さんで、
その自由なシェイプと「オイル・キュアリング」を行う作家として有名です。
吸う前から、あちこちにオイルが滲み出ていたりして、オイリー好きなボクとしてはかなり期待大でした。

写真ではイマイチ解りにくいかも知れませんが、ラインは結構へにゃへにゃ。
マウスピースが半透明なアクリルなので、煙道が見えるのですが、その造りもなんだかなぁ、という感じ。

しかし!しかししかししかし!
さすがに名の知れている作家だけあって、喫味は確かに甘い!美味しい!
ファーンダウンに続く、ナッティーさ、を感じられたパイプです。
シャンク側の煙道は細く、モールに抵抗を感じるのですが、
吸ってみると以外、長さがあるにも関わらず吸いにくいということはマッタクありません。
ただ、やはり大きくて、重いことは欠点でしょうか。
それと、この手のオイルキュアリングにはありがちですが、
どんどんと香りはしなくなってしまうそう。

さて、よく言われている「シャンクが長いと煙が冷える」という話、
果たして真偽はどうなのでしょうか。
ただ、このパイプぐらい、普通の倍ぐらいのシャンクが備わっていると、
逆に影響がマッタクないと言い切ることのほうが難しいと思っています。

長ければいい、というものでは決してないのですが、
シャンクの長さによる影響は皆無、などとはちょっといえないかな、と。
煙が口に運ばれるまでには、火種の下のタバコと、チャンバーの壁、
そしてシャンク、マウスピースしか通らないですし、
古いパイプのシャンクの煙道が汚れているのは周知のこと、
若干なりとも、シャンクの煙道に吸湿効果があると考える人がいるのは、
当然といえば当然ではないでしょうか。

また、喫煙によってボウルは熱くなりますが、シャンクは熱くなりません。
一定の温度に保たれている、煙よりは冷たいであろう煙道を通ることで、
本当に煙に影響はないのでしょうか、その長さの差がたとえ30mm、40mmであろうとしても。

ただ、長いと冷える、という話は決して「短いと熱い」という話とは異なるということは、
ボクのコレクションの中にロバットやカナディアンなどのロングシャンクは少なく、
むしろ130mm以下の短いパイプばかりが多いことを見れば、お分かりになると思います。
つまり、まぁ、全然説得力はないんですけれども。比較対象もないし。
さらに言えば個人的な感想ですが、
冷えるというよりはマイルドになる、という感じを受けます。

長いパイプには長いパイプのよさがある、ということで。
最近の行き過ぎているようにも感じている、NWブームの対となって、
ロングシャンク吸いにくくてダメ、コントロールしにくい!
などというような風潮が広まらなければいいな、なんて思った次第でございます。
デカくて長いのもいいよ!重いけど!(笑)

しかし、こういったパイプにまつわる話を、「科学的な目線」で証明したり説明したりされることが
2013年の今ですら、あまりないのはどうしてなんでしょうかねぇ。
仕上げによる表面積の云々とか、ちょっと調べれば判明しそうなモンですけどね。
自分でやる気はない(あっても出来ない)ですが、いつか誰かが機械による客観的データで
証明を行ってくれるのを楽しみにしています。
  • Posted by 杜隆清
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Brad Pohlmann Sandblasted Quarter Bent

Brad Pohlmann Sandblasted Quarter Bent
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Length: 124.5mm.  
Weight: 55g.
Bowl Height: 37.5mm.
Chamber Depth: 29mm.
Chamber Diameter: 19.5mm.
Outside Diameter: 47mm.

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ひょんなことから小金を手に入れたボクが、まず思いついたのが
いわゆる「ハイ・グレーダー」と呼ばれる作家にパイプのオーダーを出すことだった。
いや、順序が逆だ。
なんとかオーダーをかけたいと思っているところに小金が舞い込んだのだ。
浮かれたボクには迷いは無く、ネット翻訳機の協力の末に完成した
ちぐはぐな英文メールは太平洋を渡っていった。



ブラボー!(つまらない洒落)
ついに手に入れてしまったという感じです。
長い間憧れ続けていた作家さんのパイプです。

まさに欲しかったシェイプです。
望んでいるシェイプって、中々市場には出てこないもんなんですよね。
それを待つのも一興なのかも知れませんが、ボクは自分がせっかちなことを知っています。

ただボクは絵がヘタクソなので、オーダーのたびに不安になります。
果たして、意図は伝わっているのだろうか?
完成したモノは、ボクが思い描いていたそれだろうか?と。
結果は寸分の違いもありません。希望通りです。

ティアシャンク、継ぎ材、コントラストステイン。
理想のパイプが手元にあるということが、どれだけの幸福か。
中々入手したときに大きな喜びを感じられるパイプはありません。
吸い心地もベストなモノでした。丁度いい、といいましょうか。
スカスカというわけではなく、自然体で吸える、そんなかんじ。

いやー、つくづく素晴らしいパイプです。
本当に欲しいシェイプと、使い心地のよさがマッチした時の満足感は計り知れないですね。
ギャンブル性はありますが、これが直接オーダーの楽しみというか、利点ではないでしょうか。
余裕があれば、これからも強気でオーダーをかけていこうと思っています。
完成したときよりも、完成するまでのドキドキが、少し癖になりつつあるのですが……w
そんなこんなで、ボクのパイプ生(?)における、重要な一本となりました。
いやー、頼んでよかった(笑)
  • Posted by 杜隆清
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Alex Florov Sandblasted Blowfish

Alex Florov Sandblasted Blowfish
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Length: 121mm.  
Weight: 48g.
Bowl Height: 45mm.
Chamber Depth: 39mm.
Chamber Diameter: 19mm.
Outside Diameter: 43mm.

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Alex Florovはロシア生まれモスクワ育ちのアメリカ人。
工業デザインを経たそのセンスは一級品です。
2004年にパイプ製作を始め、今では一流のハイ・グレーダーで、
1000ドルは優に超えるパイプばかりが目に付きます。
そんな彼のパイプですが、幸運にも比較的安価なモノを入手することが出来ました。
と、言っても、早朝からパソコンに張り付いて
更新を待っていた甲斐あってのことなのですが……(笑)。
パイプに一目ぼれしてしまったのは、久しぶりのことです。

シェイプは羽か、耳のようなエッジが特徴的なブロウフィッシュ。
なんとも三次元的で、見ているだけで楽しくなってくるパイプです。
121mmと全長は短めですが、ボウルは十分なボリュームを持っており、
なんとも絶妙なプロポーションです。

このようなブロウフィッシュ型シェイプでは、
クロスグレインを取ることが多いと思うのですが、
リングを出している珍しいパイプです。
ブラストは美しく、薄くグレインを生かしてかけられています。
赤い染料を重ねたと思われる、濃いワインのようなステインが、
鮮やかな、これまたワイン色のカンバーランドと非常によくマッチしています。
また接合部の太さから、太い丸棒から削りだしたのでしょう、技術力の高さを感じます。
リップスロットも丁寧にあけられており、
ドロー時の抵抗はまったくと言っていいほどありません。
やや薄めで、カンバーランド特有の柔らか味のあるリップは非常に噛み心地がいいです。
マウスピースにまで至る立ったエッジ、美しいブラストとステイン。
コンパクトに纏められたデザイン、豪華なラフ・トップ。
もう完璧ではないですか。
そして喫味に至るまで、まったく何の問題もありません。
本当に完璧です。完璧の完璧。
これほどまでに満足感を感じたパイプは、始めてかも知れません。

自分にとってのベストのパイプの大きな基準となりました。
今後も狙って行きたいパイプです。
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