The-Hex Pipe Collection's

MoriTakaKiyoshi proud The pipe collections in this blog.  If you find any inappropriate representation, please contact me. パイプコレクションブログ。レッツ、パイプスモーキング! 御用の方はtwitter、もしくはコメント欄、 ≪honeycombpipes@gmail.com≫まで。 スパムコメントが多いので、パスワードをつけました。 pipe と入力をお願いしますです。

FERNDOWN BARK ANTIQUE *

FERNDOWN BARK ANTIQUE * LES WOOD

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Length: 132mm.  
Weight: 42g.
Bowl Height: 45mm.
Chamber Depth: 35mm.
Chamber Diameter: 19mm.
Outside Diameter: 39mm.

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ファーンダウン。

ファーンダウンの中では珍しい、
最も小さいサイズグループである*。
*は基本的に、アシュトンのXなんかと一緒だと考えればいいと思う。
ただ、その差は歴然で、アシュトンのXXXが、およそ*に相当する。
アシュトンのXや、カステロのKなんてものは、言わせてもらえばかなりいい加減だが、
この「*」に、決していい意味での期待をしてはいけない。
*の数ほど、着実に、確実に大きくなる。
一般的な方には、是非*(ひとつ)をオススメしたい。
それでも重量や、全長には注意すること。

ファーンダウンは常に、アシュトンとの対比をされているパイプメーカーだ。
それもそのはず、アシュトンの始祖、William Ashton-Taylor氏と同様、
Leslie John Wood氏もまた、ダンヒル出身であるからだ。
さらに言えば、どちらも開業したのは1983年。
それ以来、ずっと両者は比較され続けてきたのだろう。
そしてpipe2smokeによれば、これらはイギリスパイプの「第5世代」らしい。
前の4世代が何だったのかは解らないけれども。

ほぼ全てのパイプに銀巻きが施されていることからも推測できるとおり、
彼はもともとはダンヒルの銀巻き担当だった。
シェイプも多くはダンヒル等を元とする、
イングリッシュなカチッと型にはまったクラシックが多いが、
ファンシーとまではいかないものの、
パネルや、セミラスティックなどはよく行われている。

そう、このパイプもラスティックである。
残念なのはここのところで、ファーンダウンには、
恐らくサンドブラストのグレードがない。
いや、もしかしたらあるのかもしれないが、
少なくとも自分は見たことが無いし、
今まで「サンドブラスト」と表記されて売られているファーンダウンの全てが、
ラスティックであったからだ。
しかしpipediaの記事には、sandblasted、の記載がある。
pipediaだから正しい、という事でもないだろうし、
何よりサンドブラストと間違って表記しているのもまた、外国である。
コレばっかりは、現物が出てくるか、Ferndownに直接聞くより他無い。

しかし、このラスティックをサンドブラストと見違えるのは仕方がないこととも言える。
それほどまでに微細で、まるでグレインを考えているかの様に見える、
非常に美しいラスティックが施されているからだ。
コレでは小さなサムネイルから判断するのは、パイプをよく知らねば難しい。
写真では見づらいかもしれないが、
薄っすらと下地のグレインが見えているのにお気づきだろうか。

味については、コレは確かに賛否両論であろうと思う。
アシュトンより遥かにわかりやすい、例の「ナッティー」というか、
しつこいくらいの油っぽさ、それに絡む甘みがある。
正直、アシュトンに僕が期待していた「油っぽさ」はコレだったのだけれど、
それにアシュトンではなく、このファーンダウンが答えてくれた。
自分はオイルキュアを施されたダンヒルを所持していないので解らないが、
恐らくはコレが、オイルキュアリングの味なのだと思う。
なるほど、多くの人が魅了されるのも、解る気がした。

リップはやや厚いが、ダイヤモンドシャンクは上下ズレ無く、
また煙道もまっすぐ綺麗にあいている。
リップスロットも、やや荒くはあるが、
アシュトンに比べれば遥かにマシである。
製度に関しても、自分の中では遥かにファーンダウンが上である。

昔はそこそこの値段がした(今でも旧価格のまま取り扱っているショップもあるが)が、
最近ではpipe2smokeで200ドルをきる値段で販売されている。
上述のとおり、購入の際には是非サイズに気をつけていただきたい……。
シェイプやサイズが好みなら、絶対にもう一本は欲しいパイプであります。
中々*の中でも、マトモなサイズは少ないのですが……。
  • Posted by 杜隆清
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Chheda 2011 110 Sandblasted Belge

Chheda 2011 110 Sandblasted Belge
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Length: 154mm.  
Weight: 38g.
Bowl Height: 47mm.
Chamber Depth: 38.5mm.
Chamber Diameter: 18.5mm.
Outside Diameter: 35mm.

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チェダ。
チェダは、http://www.smokershaven.com/のオーナーで、
2003年からパイプ製作をしていましたが、
2007年からシャロスキーが加わり、
二人でパイプを作っている……そうなのですが。
ほぼシャロスキーが作っている、という話もあり、
実際、喫味も変わらず……と言ったトコロです。勿論、いい意味でですが。

ただ、チェダパイプとシャロスキーパイプの間に、
グレードの壁のようなものはもはやなく、
いまやスタンプの違いだけ、のように見えます。
どちらが優れている訳でもなく、どちらが高価であるわけでもなく。
チェダが関わったかどうかの違いなのでしょうが、
選ぶ基準はデザインのみでしょう。

シェイプはBelge。
ベルージュなのか、ベルーガなのか。
さらに言えば、Cuttyとは何が違うのか……?
今で言うと、Cuttyには、昔のクレイパイプのような足が一本、
ついているデザインが思い浮かびますが、
足がなく、ボウルが大胆に前に前傾しているだけのものも、
同様にCuttyと呼ばれます。
少し調べますと、Cuttyと同じように、
足のついた前傾したボウルを、Belgeと呼んでいる資料もあり、
BelgeとCuttyというのは、実は同じシェイプなのかも知れません。

シャロスキーとチェダ、
BelgeとCutty…書いてて混乱してきました。
両者の違いはよくわかりませんが、
このパイプはこのパイプです、もう深く考えるのは辞めましょう。

154mmという長さではありますが、
重量は40切って38g。
とても軽いパイプです。
長さの割りに、咥えっぱなしでも問題ありません。

スラリと伸びたオーバルシャンク、
一度膨らみ、また窄むボウル。
カンバーランドも、非常によくマッチしています。
こういったタイプのパイプって、正直地味で、
写真で見ても、さほど格好良く見えないもんですが、
咥えてみると、上品かつ、それでいてオシャレ。
なんとも美しいバランスで写るんですよね。

飾っているときの美しさ、格好良さも重要ですが、
やはりパイプは道具、使っているときこそ美しく写るべきではないでしょうか。
そんなことを教えてくれた一本です。


  • Posted by 杜隆清
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東京パイプショー。

東京パイプショー。

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毎度のことですが、「俺が写ってるぞ!オィ!」という方はご一報ください。
どの写真かご指定いただくだけで結構です。

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東京パイプショーへお邪魔させていただいた。
というか、ボクも関東パイプオフのメンバーということで
参加者の一人として、チョコっとだけコレクションを展示しました。

展示したのはパークスカビッキセナトロフの3本。
最初は展示するつもりはなかったので、吸うつもりで持っていったモノでした。
本格的な展示は、是非来年のパイプフェスタ府中で(笑)!

オフ会ブースの前では、ある意味定番のネタ
「これ幾ら?」なんてのも飛び交ったりして。
そのすぐ隣では、パイプの試喫スペースを設けていました。
ツゲの恭三郎さんがお座りになっていられたので、
タバコ葉の詳しいお話も聞けたかも知れません。

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会場には、日本を代表するパイプ作家、なんと9人!
それぞれが何本ずつか、販売用のパイプを持ってきていました。
それとは別に、海外のショップへ卸す予定の、展示しているだけのものもありました。
特に有田さんの、miniパイプの売れ行きは凄く、
自分も一本欲しいナァ、なんて思っていたら売り切れてしまってました(涙)。

パイプ・コンペティションに来るだけはあり、
皆さん、ハンドメイド・パイプに熱心な方、興味のある方ばかりで、
会場内ではアチコチでハンドメイド・パイプの情報交換が行われていました。
それこそ、ドリルがどうとか、ブラスターがどうとか、旋盤がどうとか……
徳富さんなどは、製作途中のパイプなどを持ってきており、
多くの人が興味深く質問していました。

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そしてアメリカからはSmokingpipes.comが。
わざわざSykesご本人がご来日で御座いました(?)。
すもきんがいかに、日本というパイプ市場に興味を持っているのか、
再実感しましたね。
今回持ってきていたのは、どれも高グレードなパイプだらけ。
写真でも異様に目立っている大きなパイプ、なんとWolfgang Beckerなんです。
こんな大きいパイプも作るのか!と新しい発見もありました。
Adam Davidsonのバンブーなどは、とてもお買い得で
最後まで心がぐらついたままでした(笑)


パイプ・コンペティションの結果は、公式ブログにてそのうち発表されるんじゃないかと思うので、
あえてコチラでは何も書かないことにします。
ですが自分から言わせていただけば……
非常に妥当!というより、自分のおよそ想像通りの結果でした。
と、いうのも、一人複数本出していた方が多かったのですが、
選ばれるパイプはその数本の中で一番点の高かったモノですので、
番号しか振られていない状態では、流石に何本が誰のものか解りません。
レベルの高さを感じたコンペでした(ナマイキ)。

終盤ではPONKOTSUのきむぞうさんや、
パイプ喫煙が好きの天邪鬼さんなどともお話させていただき、
非常の楽しい時間を過ごす事が出来ました。
きむぞうさんからは、ある「頂き物」までしてしまい……
それについては、また後日。
お二方とも、それぞれのブログで東京パイプショーの模様を、
このブログなんかよりずっと詳しくお書きになっておられますので、
是非是非、ご覧になってくださいませ。
こんな「ド」マイナーブログを見て下さっている方々なら、
とっくにご拝見済みとは思いますが(^^;

ちなみに、パイプは買いませんでした!
と言ったところで後記は終了、
入手したいくつかの「アイテム」については、
後日、追々……別個に紹介しようと思っております。

それでは皆様、次回は2/17、パイプフェスタ府中にてお会いしましょう!
  • Posted by 杜隆清
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KBB STYLEBAND Triangle-shank Sandblasted Panel Bulldog

KBB STYLEBAND Triangle-shank Sandblasted Panel Bulldog
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Length: 144mm.  
Weight: 30g.
Bowl Height: 38.5mm.
Chamber Depth: 35mm.
Chamber Diameter: 18mm.
Outside Diameter: 39mm.

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KBB!KBB!

見てください、このブラスト!
アルジェリアンかと思いましたが、イタリアンとの刻印。
イタリアンブライヤーでも、こんなグレインが出るんですね。

シェイプはパネル・ブルドック。
自分の専門はパネル・ローデシアンなのですが、
このシェイプのあまりのカッコよさに、一目ぼれでした。

マウスピースのイエロードットにどういう意味があるのか、ちょっと自分には解りません。
ただこの荒いブラストから、古いものであろう、と
なんとなく予想していたのですが……

そちらに詳しい方のお話を聞く限り、1920's~1940's頃の品だそうです。
STYLEBANDという刻印には、特に意味はない?ようで、
ほかにも意味のない刻印をもったKBBがたくさんあるのだとか。
一説によると、その製作年の流行語とかではないか、なんてのも。
謎は深まるばかりですが、別に解んなくってもいいんじゃないかと思えてきました(笑)。

リムは残念なことになっていますが、
チャンバー内には特に目立った焦げなどもありませんでした。
マウスピースも痩せ気味でブツブツ、
写真のとおりシャンクとの境に隙間もあるのですが……
喫味は上々といったトコロ。
まだおろしたてで、少々辛味が残りますが、
そのうち美味くなってくるでしょう。
着香用に使う予定です。

そしてこういう深いブラストを見ていると、
古いブラストモノが欲しくなってくる、12月でした……。
  • Posted by 杜隆清
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